来店に繋げる新しいマーケティング技術、O2O

O2OとはOnlinetoOfflineの略です。オンラインでの顧客候補となるユーザに広告活動などによる情報接触行動を行い、オフラインでの購買行動に誘導し、影響を与えるようなマーケティング施策のことを指します。このマーケティング手法は、スマートフォンの登場やSNSの普及により、実際に商品を手に取ったりサービスを受けたりする前にオンラインで情報を確認する人が増えたことから考えられるようになりました。インターネット上の情報と実店舗の関わりが密接になったことで、よりすばやく来店などの購買行動に移れるようになってきています。
さらに直接的な利益に結び付く実店舗への誘導だけでなく、顧客情報をオンラインであらかじめ収集することにより、従来よりもマーケティング施策の効果測定がしやすくなるといった利点もあります。

位置情報とプッシュ通知を利用した誘致

最近の調査では、店舗で商品を購入した顧客のうち、オンラインで事前に商品の情報や口コミを検索した人の割合が大きく増えています。この傾向を鑑みて、O2Oでは検索連動型広告やディスプレイ広告を用いて、店舗近辺で興味を持っている顧客の目に留まるようなマーケティングを行うことができます。例えば「渋谷ラーメン」といった、特定のエリアの店舗を検索するようなワードを指定して、自店舗の広告を表示させるということも実現できます。
あるいは検索エンジンの機械学習機能を活用して、潜在的な顧客へアピールを行うディスプレイ広告を作成するといったやり方にも応用ができます。位置情報システムとプッシュ通知を連動させれば、顧客が実店舗のエリア近辺にいるときに、リアルタイムで実店舗へ誘致することが可能です。

広告の効果を簡単に把握することが可能

従来の方法では、オンラインで店舗や商品の情報を得た顧客が、どの程度実店舗へ足を運んでいるか、あるいはどの情報が最も効果があったのかを調査するには、アンケートに頼らざるを得ませんでした。しかしO2Oでは、検索連動型広告とユーザの位置情報を使用して、広告に反応したユーザーが来店したかどうかを計測するサービスを利用し、広告の効果を簡単に把握することができます。
さらには、実店舗の来客リストとクーポン配信サイトのログイン情報をマッチングさせて、クーポン配信サイトにアクセスしたユーザーがどの程度実店舗での購入につながったかを計測するサービスもあります。

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